
フキハラ被害にあっている職場は多々あると思います。
ストレスをぶちまけるかのように周囲のモノに八つ当たりし、自分は不機嫌だとアピールするかのようにため息を連発する態度は、まさに自分勝手極まりないです。
ストレスは生きていると少なからず、たまってしまうものです。なので不機嫌になる状況は誰でもあります。
不機嫌な態度をとっている人は、「無意識で・・・」とか「つい癖で・・・」という人が大半だと思います。つまりは誰もが、その場の空気を壊すために不機嫌になっているわけではないみたいです。
では、なぜ不機嫌になってしまうのでしょうか。
不機嫌な気持ちの正体

不機嫌になるときの気持ちを考えてみると
①物事が自分の思い通りに進まなかったとき
⓶周囲から自分が嫌な態度をとられたとき
具体的に言えば、他にもいろいろ出てきそうですが、結局は自分が考えていた許容範囲をオーバーした時に不機嫌になると言えます。
不機嫌になるということは、怒りがこみあげてくる状態です。
怒りは身を守るために備わっている感情で、自分の思い通りにならなかったときに、怒りという感情を使って、正義感であったり、価値観だったりを守ろうとするものです。
誰にでもある自然な感情なので、怒ること自体は決して悪いことではないと思います。
ですが、あからさまに怒っている人・機嫌が悪い人が周りにいたら、こちらまで嫌な気持ちになってしまうものです。
不機嫌は感染するもの

人間の脳からは超微弱な電波が出ているそうです。当然ながら目に見えるものではないのですが、その電波はその人が纏う雰囲気で何となく伝わってきます。オーラというやつでしょうか。
その不機嫌オーラを感じると、周囲の人間まで嫌な気持ちになります。
というのも、「なんであいつは不機嫌なんだ」と思い、こちらがイライラ。「なんであの人は不機嫌なんだろう」と思い、こちらがソワソワ。どちらにしても、その人が原因で自分のペースを乱されてしまい、こちらも不機嫌になってしまいます。
人間はネガティブに敏感
人間はネガティブに考えることが普通とする生き物だそうです。
「好き」・「楽しい」などのポジティブな感情はなかなか高まらず、高まったところでずっと維持することが難しいです。逆に「嫌い」・「おもしろくない」・「イライラする」などのネガティブな感情は、すぐに出てきて、一度そうなるとなかなか治まらないそうです。
つまり、ポジティブには鈍感で、ネガティブには敏感ということがわかります。だから周囲の不機嫌オーラにも敏感になり、伝染してしまうんだと考えられます。
不機嫌な状態になってしまったら
先ほども言った通り、怒りは誰しもが持っている感情なので不機嫌になることは悪いことではないと思います。
ですが、自分の不機嫌が原因で職場の空気が悪くなり、生産性が悪くなりという状況はアナジー効果になり職場全体が嫌なムードの状況になってしまいます。
なので、自分の気持ちが不機嫌な状況に陥ったら、「周囲の人間から自分を遠ざける」・「周囲の人間と距離をおく」など、周囲に迷惑をかけないでおこうとする状況を作ればいいと思います。
そして、ストレスと戦っている毎日には気分転換することが大事だと言えるでしょう。
まとめ
不機嫌な気持ちは被害者にもなりますが、加害者にもなりえます。加害者になった場合、それを「フキハラだ」「パワハラだ」と言われないためにも自分の気持ちをコントロールすること、自分が陥っている状況をちゃんと把握することが大事と言えます。
感情を抑えることは難しいでしょうが、周囲の環境をちょっとだけでも変えることはできるのではないでしょうか。ちょっとだけ自分のとっていた行動も見直してみてはいかがでしょう。
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